コニカミノルタジャパンは1月31日、同社の学校教育向けソリューション「tomoLinks」(トモリンクス)への"生成AI学習支援機能"搭載を発表。2月1日より先行トライアルユーザーの募集を開始した。

tomoLinks搭載の「生成AI学習支援機能」

搭載された機能は、Azure OpenAI Serviceを経由する対話型生成AIで、教員や子どもたちが入力する情報は機械学習に利用されず、有害なキーワードや回答を避けるフィルタリングを設定。教員側で生成AI機能の有効/無効化を制御から学年応じた回答の提示方法、対話型生成AIのプロンプトの設定なども可能になる。tomoLinksのオンラインサービスと同じID・パスワードでシングルサインオンでChatGPTなど対話型生成AI個別のID/パスワード設定も不要なため、管理負担も軽減する。

  • 「小学校の先生」として回答するテンプレートを適用した場合の応答例(同社資料より)

同社では2月1日から4月30日にかけて、全国の教育委員会、小・中学校(高等学校は要相談)をおもな対象に先行トライアルユーザーをWebサイトで募っており、3カ月程度の無料トライアル(授業での活用方法その内容に関するレポート、アンケート回答への協力などいくつかの条件あり)が2024年春より順次開始される。

「学習支援」「先生 × AIアシスト」「授業診断」の3つのサービスを軸に展開するクラウド型学習支援サービス「tomoLinks」は、文部科学省が示す学習ログデータの取扱い方針に沿う形で運用を開始(ニュースリリース)するなどAIを活用した教育に取り組んでいる。