京都府亀岡市は2月1日、DXYZの顔認証プラットフォーム「FreeiD」を活用した2つの実証実験を同日から開始することを発表した。なお、同実証は、サンガスタジアム by KYOCERAを活用したアイデアを全国のベンチャー企業などから募集する「サンガスタジアム・イノベーション・フィールド実証支援事業」の一環として行われるもの。
2つの実証実験の概要
今回行われるのは、顔認証とマイナンバーカードを事前に連携することで子育て支援施設での効率的な受付業務を行う実証実験と、顔認証と決済サービスを連携することで顔だけで支払いをする実証実験の2つ。
実証事業では、利用者の利便性と快適性を高めることを目指し、複数施設での入場受付と決済を顔だけで完結させることで、顔認証サービスの有効性や利便性などを検証するという。
子育て支援施設での効率的な受付業務を行う実証実験
同実証実験は、2023年10月~同12月まで実施された「顔ダケで、市民サービス」の継続の取り組みとして実施されるもので、顔認証サービスへの登録に手間がかかるといった課題を、スマートフォンのアプリ上で完結させ、利便性を向上させる。
実証期間は、2月1日~同28日が予定されており、実証事業では、顔認証サービスアプリ「FreeiD」とマイナンバーカードと連携したデジタルIDアプリ「xID」をインストールの必要があるという。
顔だけで支払いをする実証実験
顔だけで支払いをする実証実験では、顔認証サービスの利便性を感じられるように、指定店舗で支払いする際に顔認証だけで決済ができるようになるという。利用できるのは、サンガスタジアム by KYOCERA内の「結や」「食パン道」「Café de MOTHERS スタジアム店」「つるり」の4店舗。
実証期間は、2月1日~同28日が予定されており、実証事業では、FreeiD内でクレジットカードの情報を入力する必要があるという。