日本M&Aセンター、MOON-Xへの追加出資 EC事業者の成長加速を支援

日本M&Aセンターは1月30日、 ECブランドの共創型M&A、ブランドの成長支援などを展開するMOON-Xへの追加出資を実施した。MOON-Xの共創型M&Aや海外進出をさらに推進するとともに、次の成長戦略を模索している企業をM&Aでつなぐことで、地方創生に貢献を図る。

日本M&Aセンターは、「M&A業務を通じて企業の存続と発展に貢献する」を企業理念に掲げ、グループ創業以来累計8000件を超えるM&A支援実績を有している。

2022年7月には、互いの強みを持ち寄り、ONE Teamとなってブランドの更なる飛躍と継続的な成長を目指す「共創型M&A」を提唱し、グループにジョインしたブランドの育成、他社ブランドのDX・成長支援など、テクノロジーを活用し、ブランドをエンパワーする事業を展開するMOON-Xと資本業務提携を締結した

日本M&Aセンターグループとして初となるスタートアップ企業への投資実行で、自社の持つM&A実務における知見とネットワーク、MOON-XのEC・デジタルやブランディング戦略におけるノウハウをかけ合わせることで、MOON-Xはこれまで数社をM&Aで譲り受け、日本M&Aセンターはその支援を行ってきた。

右肩上がりで成長を続けるEC業界において、ECモールは大きな役割を果たしている。一方で、中小企業や小規模EC事業者も多く、今後さらなる発展のためには、M&Aを活用したレバレッジ成長が不可欠となるとし、日本M&Aセンターでは2023年11月、M&AによるEC業界の成長戦略を支援するため、EC業界に特化した専門グループを発足。EC事業者のM&A支援を加速させている。

こうした状況においてこのほど、MOON-Xへの追加出資を実施した。本追加出資において、MOON-Xの共創型M&Aや海外進出をさらに推進し、世界中にファンを持つECブランド・ECビジネスの創出・成長に貢献するとともに、次の成長戦略を模索している企業をM&Aでつなぐことで、地方創生と日本経済の発展に寄与する。

▲日本M&Aセンター 取締役 竹内直樹氏

本追加出資にあたり、日本M&Aセンター 取締役 竹内直樹氏は、「EC業界で存在感を放つMOON-Xとの提携を通じた、M&Aとテクノロジーをかけ合わせた取り組みにより、地方企業が持つ技術や商品が全国へと羽ばたいていく姿を目の当たりにすることができています。そして、成長の可能性を持つ企業はまだまだ多く存在します。両社の連携をより強固なものにすることで、地方から日本、そして世界を代表する企業を創出できるよう、一層の支援を進めてまいります」と述べた。

MOON-X 代表取締役CEO 長谷川晋氏は、「昨年は『ヒツジのいらない枕』『GLEVIO』『猫壱』など素晴らしいブランドが共創型M&Aによって、MOON-Xファミリーに参加してくれました。さらに、統合実現後も海外拠点の発足など、MOON-Xのミッション『ブランドと人の発射台』の実現に向けて、着実に前に進んだ1年でした。このたび、新しい年の始まりに、日本M&Aセンターをはじめとする既存株主の皆様からの力強い追加での支援を頂戴し、心より嬉しく思います。今後も共創型M&Aを通じて多くの方に愛されるブランドを築く中で、お客様の生活をより豊かにし、地方と日本の経済、そして世界経済の発展に寄与するような取り組みを加速させてまいります」とコメントした。