Dell TechnologiesがVMwareと締結していた製品販売契約を終了した模様だ。Dellが1月25日付で規制当局に提出した書類から明らかになった。

VMwareの先行きはどうなる?

EMCの買収により、VMwareの親会社となったDellは2021年にVMwareをスピンオフした。その際、VMwareの製品とサービスの販売を継続するとしていた。今回、その契約を終了する格好だ。

半導体メーカーでソフトウェア企業のブロードコムは、VMwareを買収するための690億ドルの取引を11月に完了。

Dellによると、契約では相手の支配権に変更があった場合は、契約を解除できることになっていたという。これらの契約は、DellがVMwareの製品やサービスを販売したり、両社がソリューションやGo-to-Market活動で協力したりするなど、両者間のさまざまな商業活動の枠組みを提供するものだという。

BroadcomによるVMwareの買収から2カ月、VMware by Broadcomとしてスタートを切った旧VMwareは1月中旬、製品ラインを2本に集約し、サブスクリプションモデルのみにする製品戦略を打ち出している。なお、VMwareの技術を統合したDell製品の販売は継続する。1月30日付のWall Street Journalが報じている。