住友電工情報システムは、自社運用のファイルサーバからMicrosoft 365やBox、Googleドライブなどクラウドに散在するデータを横断的に検索できる企業内検索システム「QuickSolution」最新版となる「QuickSolution Ver.13.2」を2月1日より販売する。

「QuickSolution」公式Webサイト

オンプレミスのファイルサーバやクラウド、独自システムまで広範なファイルを対象に、意味・構文を解析するセマンティック検索やAIによる自動結果抽出で文字を入力せずに目的の文書を絞り込むClick Navi、利用者の行動を検索結果に反映する適合性フィードバックほか、表記揺れを吸収するあいまい検索や関連語による絞り込み検索、属性検索やタグや画像OCRなど視認性の高い多様な方法で横断的にサーチする「QuickSolution」は、業界を問わず4,900サーバ以上の導入実績を持つ国産エンタープライズサーチ製品だ。

自社製品との連携機能を強化した「QuickSolution Ver.13.2」

最新版となる「Ver.13.2」では、同社の電子承認・電子決裁システム「楽々WorkflowII」や文書管理・情報共有システム「楽々Document Plus」など自社製品との連携機能を強化した。「QuickSolution」は対象データのサムネイル表示と検索ハイライトされた箇所を直接閲覧できるビューワを搭載しているが、申請・承認・決裁のワークフローを電子化する「楽々WorkflowII」がこれらに対応。文書管理・情報共有システム「楽々Document Plus」ではキャビネットやフォルダなど検索インデックス生成対象を柔軟に設定できるよう改善している。1サーバで50TB(1億2000万ファイル)を2~3秒で検索する仕様を持つ「QuickSolution」だが、検索対象を柔軟に設定することで消費リソースや処理時間の軽減、さらに効率的な企業内検索を提供する。

  • ビューワやサムネイル、検索対象設定の柔軟化(同社資料より)