パーソルプロセス&テクノロジー(パーソルP&T)は1月30日、企業の生産性向上を推進する「生成AI活用コンサルティングサービス」の提供を開始した。生成AIの活用支援が可能なスペシャリストを今春までに100人育成し、多くの企業のAI活用と業務効率化を支援する。
生成AI活用コンサルティングサービスの概要
生成AI活用コンサルティングサービスは、生成AIが実際のビジネス現場ではほとんど活用されていないという状況に対応すべく、生成AIの業務活用の意向はあるものの「知見がない」「情報漏洩や著作権侵害のリスクが心配」「運用ルールや管理体制の構築の仕方が分からない」などの課題を抱える企業を対象に、生成AI活用のための業務設計から導入支援、活用促進支援、人材育成による内製化支援までをワンストップで提供し、企業の生産性向上や業務改革の実現を目指すもの。
効果的活用から長期運用への支援を提供し、スペシャリストが導入から活用・定着までのフローを一貫して支援する「活用・定着支援」、生成AIの理解とプロンプトエンジニアリングなどニーズごとに基礎から応用までの研修を提供するユーザー研修、個別のプロンプト構築支援から実践的な生成AI活用スキルの向上まで伴走型で支援する「ハンズオンプロンプト作成支援」などが用意される。
また業務に応じた最適なオリジナルプロンプトを開発する「プロンプト作成代行」、個別データを活用した最適な回答を生成可能にさせるためのデータ蓄積・実装方法などを支援する「データ連携」、ChatGPTと基幹システムやSaaS(Software as a Service)サービスとのAPI連携を実現し、自動化と効率性の向上を支援する「API連携」といったサービスメニューも用意されているという。
同社は、過去20年にわたりITを中心に企業の生産性向上と業務変革のコンサルティングを提供してきたなかで、業務プロセス改革やAI・IoTの導入により多くの企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)を実現しており、その知見とスキルをフル活用して顧客の業務変革を支援するという。
今春までに100人の生成AIスペシャリストを育成して専門部隊を組成するとし、将来的な需要増加と人材不足に備え、顧客の生産性向上を伴走型で支援するとしている。