エクセルソフトは1月30日、開発者向けに「インテル デベロッパー・クラウド」プラットフォームの導入支援支援を開始することを発表した。oneAPI マルチアーキテクチャー開発やAIなどのワークロードの最適化、およびトレーニングをサポートする。

「インテル デベロッパー・クラウド」はインテルのハードウェアおよびソフトウェアを利用可能で、AIアプリケーションの開発、最適化、スケーリングを実現できるクラウド・プラットフォーム。オープン・ソフトウェアとoneAPIや最先端のソフトウェア・ツール、AI向けのCPU、GPU、およびその他のアクセラレーターを利用可能。開発者は最新のハードウェア・プラットフォームに早い段階で効率良くアクセスできるようになるという。

システム概要

「インテル デベロッパー・クラウド」は、さまざまなワークロード向けにチューニングされた仮想マシン(Virtual Machine)およびベアメタルアクセス用の複数の構成を提供する。第5世代または第4世代インテル Xeon スケーラブル・プロセッサー・ベースのシステムや、ディープラーニングに最適なインテル データセンター GPU マックス・シリーズ、フレックス・シリーズとインテル Gaudi2 AI アクセラレーターが含まれる。

クラウドには生成AIのモデル、トレーニングのエッセンシャル・モジュール、開発を支援するソフトウェア・ツールが事前にインストールされたJupyter Notebook が含まれ、Visual Studio Code もサポート。また、クラウドでは最新のインテル ソフトウェア開発ツールを使用した C++ with SYCL や、OpenVINO ツールキットを使用したAI関連のハンズオン・トレーニング・リソースを無料で利用可能。

利用用途

開発者向けの「インテル デベロッパー・クラウド」の一般的な利用としては、アーキテクチャーの評価、アプリケーションの開発と最適化、モデルとワークロードの最適化、研究と学術学習、oneAPIとLLM / MLOps 向けの教育やトレーニングに加えて、AI開発と設計認証などの用途がある。

システム・インテグレータ(SI)、独立系ソフトウェア・ベンダー(ISV)、サードパーティーSaaS組織を含む企業、およびエンタープライズによる一般的な利用としては、大規模なAIトレーニングと推論のプロダクション・ワークロードの実行とテスト、認証とベンチマーク、サードパーティーAI SaaS 向けのインテルのコンピュート・サービスなどの用途 がある。

計算の高速化、消費電力の削減、セキュリティーの向上を実現するハードウェアと最新の開発者ツールにアクセスすることにより、ビジネス価値をより早く達成できる最適化された製品を開発できるという。

AIコンピュートでは、開発者とデータ・サイエンティストは小規模および大規模なAIトレーニング(LLMまたは生成AI)の実行、モデルや推論のワークロードの最適化、そしてインテルの CPU、GPU およびインテル Gaudi2 AI アクセラレーターを搭載した小規模から大規模な仮想マシン、完全なシステム、またはクラスターの利用を実現できるとしている。