キヤノンマーケティングジャパン(以下キヤノンMJ)は1月29日、スタートアップ企業とのオープンイノベーションを加速を目指し100億円規模のコーポレートベンチャーキャピタル(CVC)ファンド「Canon Marketing Japan MIRAI Fund」を設立したことを発表した。
"Well Being"と"Business Transformation"領域に100億円規模
キヤノンマーケティングジャパングループのパーパスとなる"想いと技術をつなぎ、想像を超える未来を切り拓く"を制定、専門組織R&B(Research & Business Development)の立ち上げを発表する同社は、パーパス実現に向けた取り組みの一環として同CVCを設立。Well Being(ウェルビーイング)とBusiness Transformation(ビジネストランスフォーメーション)の2つの領域を設定し、国内外全ステージのスタートアップ企業を対象に10年間で100億円のファンド規模を予定しグローバル・ブレイン社が運用を行う。
投資領域には、人の視点から"社会を構成する個人一人ひとりの目線で困りごとや課題を捉え、安心で健やかな生活の実現に貢献すること"(Well Being)、産業の視点から"産業を担う事業者や自治体・研究機関などの目線で、革新的な技術やビジネスモデルを探索し、持続的な経済活動の実現に貢献すること"(Business Transformation)の社会課題を起点とする2つの目標を設定している。
世界の繁栄と人類の幸福のために貢献していくことを目指すキヤノングループの企業理念"共生"。新パーパス「想いと技術をつなぎ、想像を超える未来を切り拓く」は、複雑化する社会課題をステークホルダーとともに切り拓く開拓者精神が表現されている。