横浜市交通局、三井住友カード、ビザ・ワールドワイド・ジャパン、ジェーシービー、オムロン ソーシアルソリューションズ、QUADRACの7社は1月29日、横浜市営地下鉄の全40駅で三井住友カードが提供する公共交通機関向けソリューション「stera transit」を活用し、タッチ決済対応のカード(クレジット・デビット・プリペイド)や、同カードが設定されたスマートフォンなどによる乗車サービスに関する実証実験を実施することを発表した。なお、実証実験は2024年内に開始される予定。

実証実験の概要

今回の実証実験では、顧客が持つタッチ決済対応のカードや同カードが設定されたスマートフォンなどを、自動改札機に新たに設置する専用リーダーにタッチすることで改札を通過できるという。

  • 自動改札機(専用リーダー)のイメージ

    自動改札機(専用リーダー)のイメージ

対象駅は、横浜市営地下鉄のブルーライン・グリーンラインの全40駅で、専用リーダーが設置された自動改札機が各改札口に1台設置される。

  • 実証実験の対象駅

    実証実験の対象駅

決済ブランドはVisa、JCB、American Express、Diners Club、Discover、銀聯で、Mastercardについては、今後追加予定とのこと。

各社役割

各社の役割としては、横浜市交通局が鉄道の運行、タッチ決済対応設備の整備、タッチ決済を活用した企画の実施を行い、三井住友カードがキャッシュレス決済の導入支援、stera transitのプラットフォームの提供、銀聯のタッチ決済に関するソリューションの提供を行う。

また、ビザ・ワールドワイドがVisaのタッチ決済に関するソリューションの提供・認知プロモーション、ジェーシービーがキャッシュレス決済の導入支援などを行う予定だという。