サプリメントや化粧品のOEMコーディネート事業を行うメディカルONEが2023年3月に発売した「ウルトサプリ」は、「ゲーマーの健康」に着目して開発された、ゲーマー向けサプリメントだ。ゲーマーである企画担当者らが、自らを含めたゲーマーの”本音の悩みごと”を解決すべく企画したという。「ゲーマーによるゲーマーのためのゲーミングサプリ」と言えそうだ。
「最近は昨年6月に出たばかりの『ストリートファイター6』をプレーしている。対戦型のゲームが好きで、『ポケモンユナイト』や『大乱闘スマッシュブラザーズ』も好きだ」とキラキラと光る目で話す担当者らが企画したのが「ウルトサプリ」だ。
他のゲーミングサプリはカフェイン配合で覚醒させるものやアイケア系などが多い。「ゲーマーの健康」に着目したものは少なかったという。その背景について同社では、「ゲーム・Eスポーツにおいては、『不健康であることがステータスである』という側面があった」(広報 荻原悠氏)と話す。
「ウルトサプリ」の開発段階であるアンケート・モニター調査では「集中して画面に向かう体力のなさや、首や肩のこり、目の疲れなどがあるとゲームは楽しめない」ということが分かったという。その「ゲーマーの健康」にフォーカスしたのが同商品だとしている。 現在「ウルトサプリ」シリーズからは全5種のサプリを展開している。主力サプリ「オールステータスアップ」には、還元型コエンザイムQ10を配合。コエンザイムQ10には「睡眠の質向上」「疲労回復」といった効果が報告されているという。これらの効果によって、「ゲーマーたちの本音の困りごと」を解消してほしいという思いで開発したとしている。
「ウルトサプリ」は、「見せ方」にもこだわっている。
「パッケージはポップかつゲームを連想させるようなデザインにして、部屋に普通に置いてある雑貨のように見えるようにした。いかにも『健康に気を使っている』感をあえて出さないようにし、Z世代の若者にも手に取ってもらいやすいようにした」と荻原氏は話す。
「ゲームが好き」と話す荻原氏は「今後は、少量版のチュートリアルパックを、オンラインクレーンゲームの景品にすることにより、ゲームをする人に、より手に取ってもらいやすくする。中国進出の計画も進行している」と話している。