NECソリューションイノベータは1月29日、会議資料のペーパーレス化による紙の削減枚数をCO2削減量に換算し、SDGsゴール4指標への貢献度を表示する機能を追加した、ペーパーレス会議システム「ConforMeeting SaaS版」を同日から提供開始することを発表した。
機能の概要
今回の機能追加では、SDGsの17のゴールのうち「8.働きがいも経済成長も(削減できた印刷費と人件費)」「12.つくる責任、つかう責任(削減できた紙の枚数)」「13.気候変動に具体的な対策を(削減できたCO2の貨幣価値)」「15.陸の豊かさも守ろう(削減できたCO2排出量)」への貢献度が可視化される。
具体的には、年度内の目標値をセットすることで、目標に対する達成率などが貢献度としてグラフで表示される。これは、紙資料の準備・保管・廃棄にかかる運営担当者の作業工数や印刷コストなどを、NECがエコシンボルの評価で利用している各種係数を使用してCO2削減量として算出するものとなっている。
特にCO2排出量の貨幣価値については、インターナルカーボンプライシングを採用し、その他の値はNECが利用している基準値を採用しているという。なお、これらの基準値は顧客側で設定を変更することが可能。
この機能により、ESG経営に取り組む企業の課題の1つである、SDGsへの社員の意識醸成を、身近なリモート会議を通じて図ることを支援したい考え。
なお販売価格は、月額3万円(税別)で、年間で60社への導入を目指す方針。