Microsoftは現地時間2024年1月26日、相互対話できる複数のエージェントを用いて、LLM(大規模言語モデル)アプリケーション開発を可能にするフレームワークのAutoGenを公式ブログでアピールした。OSS(オープンソースソフトウェア)としてGitHubにコードを公開しているが、GitHub Codespaceで動作を確認できる。当然ながらローカル環境やDockerにインストール可能。詳細はREADME.mdで説明されている。
AutogenはMicrosoft Researchメンバーが中心となって作り出した開発者支援ツールである。LLMアプリケーションの開発はLLMに関する基礎知識は元より、多様な技術を組み合わせなければならない。Microsoftの説明によればAutogenは「コードベースの質問応答や検索拡張生成、会話AIなど、複雑なLLMワークフローの自動化や最適化を簡素化」「複雑かつ幅広いアプリケーション用サンプルコード」「拡張LLM推論のAPIを用いた推論性能の向上とコスト削減」「GPT-4などを活用すると同時に開発者やツールとの統合、複数エージェントによる自動チャット」などの利点を持つという。AutoGenは2023年3月末から開発に着手し、最新版はバージョン0.29となる。