オイシックス・ラ・大地は1月25日、自社の代表取締役社長 高島宏平氏が、新潟アルビレックス・ベースボール・クラブの代表取締役会長に就任したと発表した。強みであるマーケティングのノウハウを球団経営に活かし、チームの底上げを図る。
オイシックス・ラ・大地は、「Oisix」「らでぃっしゅぼーや」「大地を守る会」の国内主要ブランドを通じ、安心・安全に配慮した農産物、ミールキットなどの定期宅配サービスを提供している。
2023年11月1日より、新潟アルビレックス・ベースボール・クラブと、スポンサーシップ契約、および資本提携契約を締結しており、同年に12月末に新潟アルビレックス・ベースボール・クラブの責任会社である、NSGグループとオイシックス・ラ・大地の2社で、新潟アルビレックス・ベースボール・クラブの株式総数の過半数以上を取得した。
ネーミングライツを取得した「オイシックス新潟アルビレックス・ベースボール・クラブ」は、来季からプロ野球ファーム・リーグに参加が決定している。
1月25日には、オイシックス・ラ・大地の代表取締役社長 高島宏平氏が、新潟アルビレックス・ベースボール・クラブの代表取締役会長に就任した。
2000年6月にオイシックス社を設立した高島氏は、食品ECおよび宅配事業の市場を切り開き、2013年3月に東証マザーズへ上場。大地を守る会、らでぃっしゅぼーやとの経営統合、シダックスの子会社化と規模を拡大する傍ら、世界の食料問題や復興支援活動など社会課題を解決する取り組みにも兼業で従事している。
2017年から理事長として就任する日本車いすラグビー連盟では、2020年パラリンピックで銅メダル、2022年には世界ランク1位、2023年アジア・オセアニア チャンピオンシップでは4日間で異例の2万人が来場し、スポーツ支援の実績も残してきた。
今回、新潟アルビレックス・ベースボール・クラブの代表取締役会長に就任することで、2社の連携をより深め、自社の強みであるマーケティングのノウハウを球団経営に活かしていけるとの考えを示した。
選手の身体づくりにおいて大切な食のサポート、ファンに喜んでもらえるスタジアムグルメの開発なども進めていく。