デル・テクノロジーズ(以下、デル)は1月24日、熊谷組がデルのモバイルワークステーションを800台以上使用して業務効率化やワークライフバランスの向上を図ったことを明らかにした。
熊谷組がデルのモバイルワークステーションを導入
熊谷組ではこれまで、主にオフィスのデスクトップPCで業務を行っていたという。しかしコロナ禍や働き方改革の推進などを背景に、出張先や在宅でも働ける環境の需要が高まっていた。一般的な業務を担当する社員向けにOA用のモバイルPCが採用されていたが、負荷の高いBIMソフトなどを活用する設計部門では高性能なモバイルワークステーションの導入が求められていたそうだ。
これに対し同社は「Dell Precision モバイルワークステーション」から「Dell Precision 5560」および「Dell Precision 3571」を導入した。複数社のモバイルワークステーションを比較検討した結果、CPU、GPU、メモリーなどを比較的柔軟にカスタマイズできる点などを評価したとのことだ。
加えて、設計を行う際に広い画面で作業ができるよう、外部モニターとして「Dell U2421E USB-Cハブモニター」も導入。同製品はオフィスのデスクでUSB Type-Cモニターと接続している時はモニターからモバイルワークステーションへ給電され、ACアダプターを携帯しなくてもバッテリー駆動時間が確保されるため場所にとらわれず業務が行える。
BIMソフトを用いた社外での打ち合わせやプレゼンテーションが可能に
デスクトップPCからモバイルワークステーションに変更し持ち運びが可能になったことで、熊谷組では社外でBIMソフトなどを用いた打ち合わせやプレゼンテーションに対応できるようになった。また、移動時の作業も可能になったという。
テレワークでの作業が可能となったことで、家族が発熱して出社できないといった場合でも自宅で看病しながら業務が進められるため、ワークライフバランスの面でも導入の効果を得られたとしている。