ルネサス エレクトロニクスは1月22日、2023年9月11日より開始した仏シーカンスの公開買い付けについて、買い付け期間の延長を発表した。

この公開買付けでは、シーカンスの発行済普通株式すべてを、普通株式1株当たり0.7575ドル、米国預託株式(ADS)1株当たり3.03ドル(ADS1株は普通株式4株に相当)で現金買収する予定で、当初は2024年1月22日午後11時59分(米国東部標準時間)から1分後に終了期限を迎える予定であったが、今回、その期限の延長を決定。新たな終了期限は、再延長または中止とならない限り、2024年2月5日午後11時59分(米国東部標準時間)から1分後が予定されている。

なお、この公開買い付けはルネサスがすでに保有するシーカンス株式を含め、完全希薄化ベースでシーカンスの発行済株式総数の90%以上に相当する普通株式およびADSの応募を受けることが完了の前提で、その後、税務上の取り扱いに関する税務当局の確認、関係規制当局の承認(取得済みの米国、英国、および台湾の当局による承認を除く)およびその他の一般的なクロージングの前提条件などを充足した後に完了する見込みとなっている。