朝日新聞社は1月23日、同社の文章校正AI「Typoless(タイポレス)」において「API連携プラン」と「炎上リスクチェック」を加えたことを発表した。
同社の約40年間の校正履歴データを学習させたAIに約10万の校閲ルール辞書やカスタム辞書を加える「Typoless」は、文章の誤りを機械学習を用いて自動検知するもので、広報や法務担当者、SNS担当者などの企業業務や編集者、ライターなど個人ベースの業務などを対象に広く校正DXを掲げるサービスで昨年10月にスタートしている。新たに、外部システムと連携して「Typoless」を利用できる「API連携プラン」と「炎上リスクチェック機能」が加わっている。
新たに加わった「API連携プラン」と「炎上リスクチェック機能」
校正文字数をベースとする料金体系で提供する「API連携プラン」では、自社のCMSやサーバー等と連携して校正機能を使えるもので、連携のためのテクニカルサポートプランも用意する。「炎上リスクチェック機能」は、ジェンダーや差別、偏見などリスクのある表現を提示するもので、日本語表現の長い伝統を持つ同社の知見を活かして、炎上やブランド棄損を防ぐ機能。また、最小契約数が10から5ID、カスタム辞書が3つ(上限500語×3つ)、30日間の無料トライアル(個人向け、APIプランは14日間)など法人向けプランの拡充も図っている。