SSQQBは1月22日、1枚の商品画像からAIモデルが商品を着装着用したモデル画像を生成するサービス「wModel.AI Clothing」の提供を開始した。EC通販、SNS宣伝広告、印刷物などあらゆる媒体に対応し、商品画像の表現力の向上、コストカットなどを支援する。
SSQQBが提供を開始した「wModel.AI Clothing」は、同社のAIモデル「wModel.AI」を用い、AIモデルが商品を着装・着用したモデル画像を生成するサービス。1枚の商品画像から使用画像を生成できるうえ、AIモデルを利用することで自由な動きやさまざまな背景などを実現できる。
AIモデルは、従来の人物AIモデルにとどまらず、動物や植物、物のモデルもカバー。人物AIモデルと動物AIモデルによるコラボレーションなども可能だ。
人物AIモデルは選択肢も幅広く、SSQQB持つAIモデルを利用する「業務専属AIモデル」サービスのほか、企業ごとにオリジナルなAIモデルを生成する「イメージ専属AIモデル」サービス、自身の顔を使用してパーソナライズされたAIモデルを生成する「セルフAIモデル」サービスが利用できる。さまざまな肌色や髪型、年齢のAIモデルと商品を合わせることができ、商品画像の表現力を高め、商品の宣伝効果の向上に貢献する。
▲専属AIモデル
▲イメージ専属モデル
▲セルフAIモデル
例えばアパレルであれば、服のデザインや質感、スタイル、柄、色などをそのまま表現しながらAIモデルが着装し、本物のモデル撮影を行ったかのようなリアル感、自然さを実現。マネキンで撮影した画像に加え、平置きの撮影写真などからも生成できる。ウェアだけでなく、バッグや財布、帽子、アクセサリーなども自然に着装した画像を生成可能だ。実際には撮影が難しい、コストがかかるといった課題を解決し、自由な発想、高い表現力で他社と差別化できる画像が作れる。
EC通販、SNS宣伝広告、印刷物などあらゆる媒体に対応し、アパレルの着用画像以外に美容・コスメ商品のモデル画像なども作成できる。
AI技術によるモデル生成は、これまでの撮影プロセスに比べて大幅なコスト削減を実現でき、費用対効果の高い商品画像が生成できる。また、撮影にかかる時間も不要なため、時間面でも大幅に節約できる点もメリットとなる。複数のビジュアルを短期間で生成し、テストマーケティングに活用するといった使い方もできる。
AI生成の技術により自由自在な表現が可能なため、商品を際立たせる独特なビジュアルの作成により、ブランドの認知向上にも貢献が期待できるとしている。