米Blue Yonder(ブルーヨンダー)は1月11日(現地時間)、Luminateコグニティブ・プラットフォーム(Luminate Cognitive Platform)上で稼働する、計画から倉庫、輸配送、商取引に至るサプライチェーン全体にわたる相互運用可能なソリューション群をリリースした。これにより同社は、生産性の向上、無駄の削減、より強靭なサプライチェーンを顧客に提供できるという。

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エンドツーエンドの相互運用性

新ソリューションにより、同社のサプライチェーン計画および実行ソリューションのプロセス、システム、データをシームレスに接続し、よりスマートでスケーラブルなリアルタイムのデジタル・ツインを提供することで、企業全体の意思決定を合理化し、加速する。

また、エンド・トゥ・エンドの可視性の提供により、意思決定や行動が周囲の組織にどのような影響を与えるかを把握でき、企業は1つの目標に向かって同期しながら取り組むことができるとしている。

さらに、AI(人工知能)と機械学習(ML)をシステムに深く組み込むことで、意思決定、レコメンデーション、アクションを促進し、自律的なサプライチェーンの未来を支援するとのこと。

加えて、全てのソリューションが単一のデータソースを通じて接続され、部門を超えた真のリアルタイム・コラボレーションを可能にする。これらの結果、より機敏で協調的な意思決定が可能となり、コスト削減、収益増加、顧客ロイヤリティの向上につながるとしている。

同ソリューションは、同社のコグニティブ・プラットフォーム上のクラウド・ネイティブ・アーキテクチャ、コンポーザブル・マイクロサービス、Snowflake連携によるプラットフォーム・データ・クラウド (Powered by Snowflake)の3つの戦略的投資の結果として実現したという。

また、よりインテリジェントな意思決定と迅速なサプライチェーン・オーケストレーションを可能にするという同社の生成AI機能である「Blue Yonder オーケストレーター」(Blue Yonder Orchestrator)の機能も使用しているとのこと。

小売業・製造業向けハイライト

今回の製品リリースにより小売業に対しては、戦略的に必要な機能と能力を構築し、顧客サービスと需要計画の改善を通じて小売業者の収益拡大を支援する。

製造業向けでは、製造業者や卸売業者向けのソリューションや機能を含んでおり、生産性を向上させ、問題解決のスピードとパフォーマンスを次のレベルに引き上げるよう支援するとしている。

物流業向け(ロジスティクス)では、フルフィルメントとロジスティクスのオペレーションにエンド・トゥ・エンドの可視性とコスト削減を提供しているといい、労働力とロボットにまたがる高度なリソース・オーケストレーション・サービスで倉庫実行システムを強化しているとのことだ。