かっこ、「キャッシュレスセキュリティレポート」2023年7‐9月版を公開 fjコンサルティングと共同で

不正検知サービスを提供し安全なネット通販のインフラづくりに貢献するかっこと、キャッシュレスセキュリティに関するコンサルティングサービスを提供するfjコンサルティングはこのほど、「キャッシュレスセキュリティレポート(2023年7-9月版)」を公開した。カード情報流出事件数・情報流出件数の推移、業種/商材別・情報流出期間別事件数・流出件数などをまとめている。

かっこは、オンライン取引における「不正検知サービス」を中核サービスとして位置づけ、不正注文検知サービス「O-PLUX(オープラックス)」、不正アクセス検知サービス「O-MOTION(オーモーション)」を提供している。

「キャッシュレス社会に安心を」をミッションに掲げ、セキュリティ対策コンサルティングを提供するfjコンサルティングとともに、キャッシュレス社会の安心安全を目指し日々研究しており、クレジットカード情報流出事件に関する統計とECに関する不正利用傾向に関するレポートを四半期ごとに共同で取りまとめている。

1月16日に、その最新版となる「キャッシュレスセキュリティレポート(2023年7-9月版)」を公開した。かっこ、およびfjコンサルティングのサイトからダウンロードできる。

レポートの概要は、2023年7月~9月の「カード情報流出事件の概況」として、カード情報流出事件数・情報流出件数の推移、業種/商材別・情報流出期間別事件数・流出件数、カード情報流出事件のトピック(「Booking.com」を経由したフィッシングが多発)。「ECにおける不正利用の概況」として、クレジットカード不正利用被害額の推移、ECサイト不正利用の傾向、国内のカード発行会社(イシュア)におけるDMARC設定状況、不正利用のトピック(Amazonを悪用した不正が増加)となる。

今回のレポートでは、旅行インバウント需要の回復が進むなか発生した、大手オンライン旅行予約サイトに関する世界的な情報漏洩事案についての解説をはじめ、2023年の1月から続いている転売不正の実態についても紹介している。

ECにおけるカード情報の漏洩や不正利用の実態を知りたい、自社の不正被害が他社と比較して多いのかを知りたい、最新の不正手口を知りたいといった人におすすめの内容となっている。

かっこは、今後も、多様化する最新の不正手口に関する分析と研究を重ねるとともに、安心・安全なオンライン取引・ネット通販の環境づくりに貢献していく考えを示した。