総合的な決済関連サービス及び金融関連サービスを展開するGMOペイメントゲートウェイは1月16日、アクル社が提供する不正検知・認証システム「ASUKA」の取り扱いを開始した。これによりGMOペイメントゲートウェイのオンライン総合決済サービス「PGマルチペイメントサービス」を利用するEC事業者は、不正検知・認証システム「ASUKA」の導入が可能になる。EC事業者の属する業界や商材・事業規模等によって異なるニーズ応えるべく、不正利用対策サービスの拡充を図った。
GMOインターネットグループにおいて、総合的な決済関連サービス、および金融関連サービスを手がけるGMOペイメントゲートウェイは、EC事業者に向けたオンライン総合決済サービス「PGマルチペイメントサービス」を展開。安心・安全な決済環境づくりのために多様なセキュリティソリューションを提供している。
このほど、不正検知・認証システム「ASUKA」の取り扱いを開始した。アクル社が提供する「ASUKA」は、物販ECをはじめ旅行サービスなど2万社以上のECカード加盟店に導入されているクレジットカードの不正検知・認証ツール。日本発の不正対策ソリューションで、クレジットカードのユーザー情報のほか、日本の住所事情にも対応した検知も可能だ。EMV3Dセキュアを併用した不正利用対策をはじめ、クレジットマスターアタックと呼ばれる大量アタックの対策としても活用できる。
今回の取り扱い開始により、MOペイメントゲートウェイのオンライン総合決済サービス「PGマルチペイメントサービス」を利用するEC事業者は、不正検知・認証システム「ASUKA」の導入が可能になった。「ASUKA」は、複雑なシステム開発は原則不要で、簡単な実装とテストのみで最短1~2週間で利用を開始できる。費用は毎月プランに応じた固定額が発生する固定価格制となっており、スピーディかつ手軽に不正利用対策サービスを導入したいEC事業者に適している。
クレジットカードの不正利用による2022年の年間被害額は436.7億円(前年比32.3%増)。その内の9割以上を番号盗用被害が占めており、番号盗用による非対面での不正利用を防ぐため、EC事業者をはじめとする非対面取引の加盟店は不正利用対策が求められている。
GMOペイメントゲートウェイでは、EC事業者の属する業界や商材・事業規模等によって異なるニーズ(機能・料金・カスタマイズ性等)に応えるべく、不正利用対策サービスの拡充を進めており、この度、不正検知・認証システム「ASUKA」の取り扱い開始に至ったとしている。
今後もEC事業者のニーズに応えるべく、不正利用対策サービスの拡充を行っていく考えを示した。