マクニカとMMコンソーシアムは1月19日、NTT Comの協力のもと、「5G×立体音響搭載エンタメ自動運転EVバス公道走行」の共同実証実験を実施することを発表した。

今回の実証実験は、みなとみらい21地区での5G通信と連動した自動運転実装を見据えた実証実験として、MMコンソーシアムが実施する「MMスマートソリューション・プログラム」の採択事業として実施しているものとなっている。

実証実験の概要

実証実験の内容としては、自動運転EV(電気自動車)バス「ARMA」の公道走行とマクニカの遠隔運行管理システム「everfleet」を用いた自動運転EVバスの遠隔監視が行われる。

  • マクニカ製遠隔運行管理システム「everfleet」

    マクニカ製遠隔運行管理システム「everfleet」

走行ルートは、観光スポット周遊バス「あかいくつ」のバス停「ワールドポーターズ」を乗降場所とし、新港地区を約20分かけて一周するルートを想定しているという。なお実証実験は2月3日と2月4日の2日間で行われ、事前申し込み制の10:00~16:30で運行される。

  • 走行ルート

    走行ルート

各社の役割

マクニカは、ARMAの用意、自動運転EVバスの自動運転プログラムの設計と準備、オペレータ、チューニングと遠隔監視システムと車両の連携、システム構築を実施。MMコンソーシアムは、実証ソリューション案件の公募および関係者調整を行う。またNTT Comは、同地区内における5G環境を構築する。

マクニカとMMコンソーシアムの両社は、今回の公道実証実験を通して技術的課題だけではなく、事業モデルの検証も考慮しながら進めることによって街のポテンシャルを活かした多種多様な産業のイノベーションの支援およびビジネスエコシステム形成に尽力し、同地区における先進的な街づくりを展開していきたい構え。