EC食品宅配「Oisix」、初の冷凍特化型物流拠点を厚木に竣工

食品のサブスクリプションサービスを提供するオイシックス・ラ・大地は1月18日、EC食品宅配サービス「Oisix」の冷凍商品の物流拠点となる「ORD厚木冷凍ステーション」の竣工式を行った。従来利用していた施設の約2.8の物流稼働量を実現するとともに、メイン物流拠点の「ORD海老名ステーション」と連動し、物流効率化を目指す。稼働は2024年2月末予定。

オイシックス・ラ・大地がこのほど新たに竣工した「ORD厚木冷凍ステーション」は、同社が運営するEC食品宅配サービス「Oisix」の冷凍商品の専用物流施設。全国の取引先から入荷した冷凍商品を集約し、出荷するための拠点となる。2024年2月末からの稼働を予定しており、従来使用していた施設から、敷地倉庫面積が約3.7倍、物流稼働量は約2.8倍となる。

使用電力は全て再生エネルギー電力を使用し、サステナブルリテールをめざす同社の事業成長を後押しする拠点施設でもある。メイン物流拠点の「ORD海老名ステーション」と連動することで物流を効率化し、収益力の向上を目指す。

アフターコロナの影響で時短調理やタイパニーズが加速するとともに、近年の冷凍食品の技術力向上もあり、家庭での冷凍食品の使用機会が増えているといわれている。オイシックス・ラ・大地でも冷凍食品の商品取り扱い数は増加しており、今後もニーズの増加を見込んでいる。

加えて「Oisix」の会員数は約40万人となり(2023年9月末時点)、多くの利用者が冷凍食品をネットで購入している状況があるとし、「ORD厚木冷凍ステーション」の利用により、安定した冷凍商品の物流体制の構築を目指す考えを示した。