Preferred Networksは1月18日、同社がOSSで開発を推進する汎用配列計算ライブラリ「CuPy」v13のリリースを発表した。ソースコードはGitHubに設置してある。
NVIDIA CUDAやAMD ROCmなどGPU環境下でのPythonによる汎用配列計算ライブラリ「CuPy」メジャーリリースとなるv13では、Bスプライン補間やフィルタ処理などSciPyのscipy.signal.*と互換性のある140の信号処理ルーチンが加えられている。同機能はFacebook創業者のマーク・ザッカーバーグ氏とプリシラ・チャン氏によるチャン・ザッカーバーグ・イニシアチブにより支援を受けて開発された機能となる。
また、2023年のPFN夏季インターンシップでの@shino16氏による開発成果として複数のGPUに処理を分散して演算を行う分散配列機能(Distributed ND-Array)をプレビュー機能、GPUツールキットがインストールされていない環境でのインポート対応などが公式ブログに纏めてある。