ユアトレード、米国で再流通サービス 柳澤裕人社長「商機あり」

返品商品や余剰在庫品の再流通サービスをEC展開するユアトレードは2024年1月、米国で再流通サービスを開始した。

 

再流通サービスは2022年9月から台湾で開始。柳澤裕人社長は、「台湾でのノウハウを生かす。米国でも商機はある」と話す。

 

再流通サービスは、日本企業の海外販売のサポートが目的。海外販売時に、返品された商品や企業の余剰在庫品などを現地で回収して検品・再販する。

 

台湾においては、自社ECサイト「nomino(ノミノ)」や、現地のECモールなどに出店している。また、台湾アイリスオーヤマやRichell台湾など、日系大手メーカーと契約し、直近1年間で再販額が30倍以上に拡大している。

 

米国展開は、日本から出荷される物量が多いが、返品率も高いため需要を見込んでいる。ニュージャージー州とカリフォルニア州の東西2拠点で現地の物流パートナーと連携。再販品の回収や検品、保管、出荷体制を整備している。