FastLabelは1月17日、AIデータプラットフォーム「FastLabel」について、AI機械学習用途に100万点以上の権利クリアな学習データの購入および管理が可能になったことを発表した。キーワード検索に対応するため、必要な素材に迅速にアクセス可能だという。

  • 100万点以上の画像を利用可能になったという

    100万点以上の画像を利用可能になったという

AIデータプラットフォーム「FastLabel」

FastLabelは、データマネジメント、アノテーション、MLOpsに対応しAI開発の効率化を支援するオールインワンソリューション。業務網羅性とカスタマイズ性を備え、非エンジニアでも使えるUI(User Interface)とセキュアな設計を強みとする。

権利クリアな画像データセットでAI開発を支援

昨今は画像やテキストに関する生成AIの活用の場が広がり期待が高まりつつあるが、その一方でAI倫理の観点から、被写体がAI開発への利用を承諾していることがAIに使用するデータの利用条件となる例も増えている。

こうした課題から、既存のデータセットの権利の透明性を見直す動きも進んでいるが、AI開発に必要な多量のデータを権利クリアに収集するのは困難だ。そこで同社は、AI倫理を遵守しながらAI開発の高速化を支援するため、データセット事業を展開する。

データセットの特長

同サービスが販売するデータは、利用用途に応じて加工した上で納品が可能。トリミング処理や印象分類、アノテーションなどのオプションにも対応するという。また、公開している100万点以上の画像は各業界の実際の開発要件に沿って収集したのもであり、実際にAI開発を行っている顧客の要望に沿って収集したデータであることから、活用しやすい撮影要件となっているそうだ。