リスポは1月10日、ライフイベントに合わせて毎月一定金額を積立てることで、商品をお得に購入できる積立購入ECサイト「Respo(リスポ)」の提供を開始した。節約志向の消費者に新たな購入方法を提案し、提携するEC事業者の売り上げ向上を支援したい考えだ。
「Respo」は、ユーザーが「積立購入」を利用し、高額商品の購入や、自身の目標に向けてサービスを利用しながら月々積立(貯金)ができるサービス。クレジットカードで積立てできるため、口座開設や送金の手間は必要ない。
消費者はこれまで一括で購入するのに躊躇していた高単価な商品を、自分自身で定めた積立期間に応じて計画的に購入できる。積み立て完了後に、購入商品に応じたキャッシュバックを受け取ることも可能。月額費や分割の手数料は不要で、途中で積立をキャンセルすることもできる。
▲「Respo」の利用イメージ
「Respo」と参加したEC事業者は、ユーザーに対して広告費用の一環としてキャッシュバックを付与することで、消費者の積立購入のモチベーションを高めることができる。
「サービスのイメージは、百貨店が提供している『友の会』に近い。それをECでより利用しやすくしたのが『Respo』だ」(黍田龍平社長)と話す。
先行して提供したベータ版では、約3カ月間で延べ150人が利用し、900万円を超える積立てが行われた。
ベータ版に参加した森庄銘木産業は、「円安や物価高騰の状況を考慮し、この新しい決済方法が今後重要になると考えた。私たちが扱う一枚板テーブルや木製インテリアなど、ユニークでオンリーワンの商品について、積立購入ならばお客さまがじっくりと検討できる。使用シーンが明確で、手続きも簡単なため、幅広い年代のお客さまに利用いただけると思う」(森本達郎専務)と話す。
▲森庄銘木産業 森本達郎専務
リスポは今後、カートシステムと連携し、提携EC事業者のECサイトに積立機能を組み込めるようにする計画だ。