東急不動産は1月16日、全国的に展開している物流施設「LOGI'Q(ロジック)」シリーズについて、新たに「LOGI'Q南茨木」(大阪府 茨木市)を2024年1月10日に竣工したことを発表した。
最寄駅から徒歩9分の好立地
同施設は関西圏でも配送効率が高い北摂エリアに建設したもので、名神高速道路「吹田I.C」から約2キロメートル、近畿自動車道「北摂津I.C」からも約3キロメートルと好アクセス。JR京都線「千里丘駅」から徒歩9分のため、従業員の確保も期待できるという。物件の広さは延床面積16万平方キロメートルで、「LOGI’Q」シリーズでは過去最大規模。
375坪の分割利用から可能
施設ではトラック通路と別に、テナントの従業員が徒歩で移動できる外部歩廊を設け、「歩車分離」を実現。さらに、倉庫内を細かく分割できるようにしたことで、375坪の分割利用から、最大約6000坪の1フロアオペレーションまで、さまざまなニーズに対応できるようにしている。
また、低床倉庫、冷凍冷蔵対応倉庫、少量危険物対応倉庫、ローカル5G実装倉庫など、多様な用途にも対応するとのことだ。建物内には休憩室、売店、シャワー室、礼拝室など、テナント従業員向けの共用部アメニティを完備。24時間対応の非常用発電機も設置している。
100%再エネの環境配慮
同物件は屋根上に約4.8メガワットの発電能力を持つ「リエネ LOGI’Q 南茨木太陽光発電所」を設置。発電した電力は物件内で自家消費する。この屋根上太陽光発電の電力と、自社再エネ発電所由来のトラッキング付非化石証書を組み合わせることで、物件の使用電力を100%再生可能エネルギーでまかなう計画となっている。