3D都市モデルの整備・活用・オープンデータ化を推進する国土交通省のプロジェクトPLATEAU(プラトー)は1月15日、主催するオープンデータ3D都市モデルを活用したサービスやアプリ、コンテンツ作品のコンテスト「PLATEAU AWARD 2023」の最終審査会に選ばれたファイナリスト12作品をWebサイトに公開した。グランプリは、2月24日開催される最終審査会によって決定される。
「PLATEAU AWARD 2023」とは
国土交通省が推進する3D都市モデルによる日本全国の都市デジタルツイン実現を目指すプロジェクトPLATEAUが開催する「PLATEAU AWARD 2023」は、プロジェクトPLATEAUDの都市モデルを活用した先進的なソフトウェアやサービス、デジタルコンコンテンツを募集、顕彰するコンテスト。作品は、商用サービスやエンターテインメント系アプリから動画やゲーム、シミュレーションや可視化ツール、3D都市モデルのサポートツールなどPLATEAUの3D都市モデルを活用したものであればジャンルを問わず、受け付けるものでグランプリ作品には賞金100万円が授与される。
一次審査会を突破した12の最終エントリー作品
第2回目となる今回、50作品のエントリーから一次審査会(2023年12月16日から17日に開催)により12の作品が選出された。国土交通省Webサイト内の公式サイトで画像イメージと公式YouTubeチャンネルにてプロモーション動画も公開されている。最終エントリー作品は以下の通りとなる。
・作品名「Machi Plus」、IRODUKURI
・作品名「PLATEAU Window:Horizon」、PLATEAU Windows
・作品名「Scaling up PLATEAU」、Sagar Patel
・作品名「PlateauKit + PlateauLab」、小関 健太郎
・作品名「Echoes of the PLATEAU」、河野 円
・作品名「360°歩行映像のPLATEAUへの動的なプロジェクションと洪水可視化-Floodeau-への応用」、東京大学 相澤研究室 360-CV班
・作品名「観光ルート作成ゲーム『Kyoto Itinerary』」、まつだす
・作品名「安全運転学習用 Unity版ドライビングシミュレータ『ぷらっとドライブ in 沼津』」、九州産業大学 合志研究室
・作品名「スカイランナー 高層の冒険者」、KND-3
・作品名「ぐりぐりインフォメーション」、ウィーモット
・作品名「Beat Running over the city」、伊藤 周
・作品名「PLATEAU DIPS-4D」、大林組
最終審査会と表彰式は2月24日、東京ポートシティ竹芝で開催
最終審査会と表彰式は2024年2月24日、東京都港区の東京ポートシティ竹芝で開催。ファイナリスト達のプレゼンテーションが行われ、審査員による審査を経てグランプリ他いくつかの賞が授与される。審査員には、クリエイター集団アブストラクトエンジンの社内アーキテクチャー部門パノラマティクス主宰 齋藤 精一さん、開発ユニットAR三兄弟の川田 十夢さん、ITエンジニア兼漫画家の千代田 まどかさん、Code for YOKOKOHAMA共同代表 小林 巌生さん、Takram Japan デザインエンジニア/ディレクター 松田 聖大さん、国土交通省 内山 裕弥さんを迎え、3D都市モデルの5つの観点(活用、アイデア、UI・UX・デザイン、技術力、実用性)から評価が行われる。同審査会の様子はオンラインでライブ配信、視聴は無料で先着500名が視聴可能でイベント管理サイト「connpass」にて申し込める。