インテックは1月16日、自社の運用知見とセキュア環境を組み合わせて安心・安全に利用できるという、企業向けChatGPT導入のサポートを提供開始した。
ChatGPTをセキュアに利用できる環境の構築を支援
同社は、いち早くChatGPTをセキュアに利用できる環境の構築および留意すべき利用ガイドラインを整備し、2023年6月から自社運用を開始して、ChatGPTによる学習済みデータの利用と社内情報を取り込んだ照会応答機能を社内で提供し、業務の効率化に役立てているという。
導入後の利用者アンケートでは、半数以上で悩み相談・アイデア出し部分で成果があったという回答が得られたとのこと。
この自社で構築したセキュアなChatGPT利用環境に加え、生成AI(人工知能)の利用に必要な対策や取り組みを整理し、ChatGPTの導入を検討しているユーザー企業向けにサポートを開始したとしている。
提供する2つのプラン
提供するプランは、Azure OpenAI Serviceを利用したChatGPT環境構築および利用ガイドライン・テンプレートからなる「基本プラン」および、統合型セキュア・ネットワーク・サービス(DCAN)やAI利活用支援(人材育成、コンサルティングなど)といった「オプションプラン」の2種類。
基本プランでは、ユーザー企業のニーズに合わせた最適なChatGPT環境の構築や、運用をスムーズに開始するための利用ガイドライン・テンプレートを提供する。
テンプレートには、ChatGPTの初心者向け利用手順書や、生成AIの業務上の取り扱いに関する注意事項などを含むとのこと。
オプションプランでは、閉域ネットワークを通じて安全な生成AI利用を可能にする統合型セキュア・ネットワークサービスや、AI利活用のためのコンサルティングを提供し、スピーディな社内運用開始や業務の生産性向上を実現するとしている。
同社は今後、ユーザー企業のさらなる発展と革新に向け、Azure OpenAI Serviceを利用したChatGPTの活用拡大と高度化の取り組みを続けていくという。
自社運用においても、Microsoft Copilot for Microsoft 365による業務改革やGitHub Copilotによる生産性向上を図り、そこで得た知見や事例を幅広くユーザー企業へ提供していくとのことだ。