小学館、モール型EC「LIFETUNES MALL」を刷新 「ecbeing」採用でコンテンツ力を最大限発揮

小学館はこのほど、モール型ECサイト「LIFETUNES MALL(ライフチューンズモール)」のリニューアルを実施した。新たなEC構築プラットフォームとしてecbeing社の「ecbeing」を採用し、商品の販売だけでなく、自社の発信するコンテンツも楽しめるECサイトというコンセプトを具現化するべく、サイトデザインの一新などを行った。

小学館の提供する「LIFETUNES MALL」は、小学館の出版するライフスタイル誌や人気コミック作品のキャラクター商品を取り扱うモール型ECサイト。「人生を楽しい方へチューンする!」をテーマに、性別・年齢を問わず、多くの人が楽しみながらショッピングを体験できるサイトを目指している。

このほど、リニューアルを実施した。リニューアルにあたり、EC構築プラットフォームとして新たにecbeing社の「ecbeing」を採用した。「ecbeing」は、EC戦略立案から、ECサイト構築、デジタルマーケティング・デザイン支援などワンストップで提供。顧客ロイヤリティをあげる「ファンマーケティング」、顧客を引き付けるコンテンツを発信する「メディアコマース」など、利用事業者のEビジネスに合わせたサービスを利用できる。

「LIFETUNES MALL」は、サイトの中に4つのモールがあり、さらにその中に複数のショップがある「モール in モール」という形のECサイトとなっており、同一サイト内でモールやショップをシームレスに横断し、ユーザーそれぞれにぴったりな商品に出会うことができる。

▲「小学館百貨店」内ショップ一覧

単に商品を購入できるだけでなく、自社の発信するコンテンツも楽しめるECサイトというコンセプトを具現化すべく、サイトデザインも一新した。各ショップには、元々紙面としてのデザインがあり、そのデザインを踏襲する形の画面で設計しているため、ショップの色や雰囲気をそのまま楽しめるサイトとなっている。

▲各ショップのデザイン

加えて、出版社ならではのコンテンツを活用するため、今まで紙面で訴求できていたコンテンツをWebサイトでも発信することを目的として、出版社ならではのメディアコマースサイトの構築を実現した。モールの1つである「小学館百貨店」では、コラムやエッセイ、インタビューなどのコンテンツでユーザーへ情報発信を行っている。

▲小学館百貨店の記事コンテンツ

メディアコマースサイト構築には、ecbeing提供のメディアコマースサイト構築ツール「UNITE(ユナイト)」を活用し、コラムやエッセイなど読み物ページに加え、ECサイト側の特集ページや商品詳細ページなどのリッチ化も実現している。CRMも活用し、各ユーザーに合わせたマーケティングや情報提供を行い、ユーザーが何度もサイトやコンテンツに訪れたくなる環境を作ることでファン化の促進を図った。

▲AIレコメンドツール「AiReco」を活用して商品提案

AIを活用し、個々のユーザーへの最適な商品のおすすめも実現した。ecbeingが提供する AIレコメンドツール「AiReco(アイレコ)」を活用しており、AIがユーザーの会員属性や行動を自動で学習し、それに基づいてショップを横断して各ユーザーに合った商品を選び出す。これによりECサイトの回遊性を高め、顧客体験の向上を目指す。