ファインディは1月15日、ITエンジニアやWebエンジニアの人事評価に関する調査結果を発表した。調査には同社サービスの登録ユーザー471人が回答した。
人事評価に納得しているエンジニアは約52%
調査の結果、「直近1~2年の自身の評価への納得度合い」を聞くと、「非常に納得している」が7.84%、「まあまあ納得している」が43.71%で、計51.55%の人が評価に納得している結果となった。
評価の納得度合いと評価における立場をクロスで分析したところ、「評価されるのみの立場」の場合は、「評価もする立場」の人と比べて評価の納得度合いが下がる傾向があったという。
約半数がエンジニアとビジネスサイドで評価項目や方法に違い
エンジニアとビジネスサイドで評価項目や方法に違いがあるかについては、45.68%が「違いがある」と回答した。ビジネスサイドとは異なるミッションを担っているシステム開発部門に、開発現場に特化した評価方法や査定方法がある場合、評価に対するエンジニアの納得度が高まる傾向がみられたようだ。
人事評価の査定項目を知らないまま入社した人が約半数
転職活動時に候補企業の評価項目を知りたいかを聞くと、「詳細まで知りたい」が24.94%、「大枠を知れれば良い」が63.33%だった。その一方で「現職入社時に評価項目を知っていたか」という質問に対しては、「全く知らなかった」が39.10%、「ほとんど知らなかった」が25.67%となった。
転職時に入社意欲が下がる評価項目
転職活動時に入社意欲が下がる評価項目を質問(複数回答)したところ、「出社頻度によって評価が変わる」とする回答が67.48%、「最終評価者がエンジニアリングを理解してくれない」が62.84%、「スキルの高さや技術面での成長を評価してくれない」が60.39%となった。