後払い決済サービスを提供するキャッチボールはこのほど、学校給食費の集金代行サービス「後払い.com 口座振替サービス」において、サンポウヨシサービスと業務提携契約を契約した。サービの全国的な普及を目指し、教育委員会や地方公共団体の負担軽減を支援する。
キャッチボールの提供する「後払い.com 口座振替サービス」は、公共料金、定期通販などあらゆる定期・継続課金型サービスの決済をスムーズにする口座振替サービス。全国の教育委員会・地方公共団体を対象に、公会計化に伴う学校給食費の回収、および請求業務全般を代行。「100%立替保証」「請求業務代行」「柔軟性の高いサービス」を提供し、給食費回収に関する現場の負担を軽減する。
このほど、法人向け営業支援事業「サンポウヨシサービス」との業務提携契約を契約した。
現在、文部科学省は、「教員の業務負担軽減」「保護者の利便性向上」「給食の安定的な供給」などを目的に、学校給食費を地方公共団体の会計に組み入れる「公会計化(公会計制度の導入)」を推進している。
公会計制度を導入すると、従来の各学校の校長が給食費を徴収・管理する「私会計」ではなく、教育委員会や地方公共団体(市役所)が給食費の請求業務を行うことになるが、公会計化により、広島市立の小・中学校では、2022年度の給食費の未納額が前年度の32倍の2044万円に上ったことが明らかとなっている。教職員が滞納世帯に直接督促しなくなった影響が大きいとされており、2023年度は未納額がさらに増える見通しだという。
今後は広島市に限らず、全国の教育委員会や地方公共団体で請求業務や未収金対応など「給食費回収」に関する課題が爆発的に増加する恐れがあるとし、サンポウヨシサービスは、公会計化による請求業務の代行や立替を請け負うキャッチボールの「後払い.com 口座振替サービス」に注目し、今回の提携に至った。
キャッチボールは、サンポウヨシサービスと連携し、「後払い.com 口座振替サービス」を全国に広めることで、教育委員会や地方公共団体の負担や混乱の回避を支援するとしている。