産直通販サイト「食べチョク」、令和6年能登半島地震避難所への食材提供と被災生産者支援を開始

産直通販サイト「食べチョク」を運営するビビッドガーデンはこのほど、令和6年能登半島地震を受け、避難所への食材提供と、被災した生産者向け支援プログラムを開始した。第1弾として、石川県珠洲市の避難所に向けて食材の輸送を進めている。被災した生産者向けの支援プログラムでは、応援チケットの販売などを行う。

ビビッドガーデンは、こだわり⽣産者から直接食材や花きを購入できる産直通販サイト「食べチョク」を運営。野菜・果物をはじめ、米・肉・魚・飲料といった食材全般と、花き類を取り扱っており、消費者が生産者に食べた感想を伝えるなど直接やりとりできるという特徴を備える。

このほど、令和6年能登半島地震を受け、避難所への食材提供と、被災した生産者向けの支援プログラムを開始した。

その背景として、住宅崩壊などの被害を受け、避難生活が続いている状況において、商品を出荷できる状態にない生産者や、物流停止により商品を出荷したくてもできないなどの被害を受けている生産者も出ていること。地震発生後、被災地外の多くの生産者から、「被災地に食材を提供することができないか」「被災した生産者や消費者のために何かできないか」という声が寄せられたことを挙げた。

▲ハルサ（石川県能登町）の被災状況

避難所への食材提供では、地震発生翌日の1月2日より全国の生産者に支援物資の食材提供可否に関するアンケートを開始し、食材提供が可能な生産者の協力のもと、100件を超える支援物資のリストを作成。それをもとに、炊き出しのための食材提供を必要とする避難所や団体、事業者などに向けて食材を提供する。地方自治体や避難所などからの要請に応じ、「食べチョク」運営事務局が食材の手配や、輸送会社などとの調整を行い、希望の場所まで食材を届ける。現在は第1弾として、石川県珠洲市の避難所に向けた食材の輸送を進めている。