「ポケットマルシェ」展開の雨風太陽、東証グロースへ上場  高橋社長「仲間増やすことが目的」

生鮮品CtoCのECプラットフォーム「ポケットマルシェ」を提供する雨風太陽は2023年12月18日、東証グロース市場に新規上場した。

 

上場に伴い開示した業績によると、2022年12月期の売上高は6億3500万円、2023年1ー9月期(第3四半期)の売上高は5億9300万円。2023年12月期の通期業績予想は売上高が前期比50.2%増の9億5500万円、営業損失は2億4700万円、経常損失は1億8100万円、当期純損失は1億8500万円を見込んでいる。

 

「ポケットマルシェ」の登録ユーザー数は70万人を超え、ふるさと納税の制度改正の9月のタイミングで大幅に増えた。2023年7月から定期便サービスを拡充し、継続利用を促した。

 

高橋博之社長は12月18日に東証・兜倶楽部で記者会見し「仲間を増やすことが株式上場の目的だ。丁寧に情報発信しながら個人株主を増やしていく。順調な食品EC事業を伸ばしていくことで早期の黒字化を目指したい」と話した。