和歌山県とENEOS、花王およびサントリーホールディングスの4者は1月10日、同県が地域資源循環モデルの先進地域となることなどを目標に「和歌山県におけるサーキュラーエコノミーの実現に関する包括連携協定」を締結したことを発表した。
包括連携協定の連携事項
同県では、地域の特性を踏まえた産業創出や広域的な資源循環ネットワークの構築を目指すため、「わかやま資源自律経済ビジョン」を2023年10月に策定。ENEOS、花王、サントリーホールディングスは、ビジョンの策定に参画する。
今後、ビジョンの実現にむけた取り組みを推進していくにあたり、4者が包括的に連携し、それぞれの資源およびネットワークの有効活用を図ることが有益との観点から、今回の協定の締結に至ったという。
連携事項は、「県内の未利用資源・事業活動から生じる連産品の資源化に関すること」「県内の産学官連携のネットワーク構築に関すること」「県内の未利用資源を有効活用するための県民への啓発・周知活動に関すること」「その他、『わかやま資源自律経済ビジョン(2023年10月)』を実現するために必要な取組に関すること」の4点があげられている。