【力をためて飛翔!辰年生まれの経営トップたち】安川電機社長 小川 昌寛さん

中国経済の先行きや地政学リスクなど不透明な状況は続きますが、わたしはあまり悲観的に感じていません。どんな時代も、今起こっていることを冷静に見極めながら、お客様に求められる製品やサービスを提供し続けることが大事だと思います。

 わたしがよく社員に言っているのは、モノからコトではなく、コトからモノであると。メーカーですからモノはつくりますが、モノを起点に考えたらエコシステムはつくれません。お客様が必要とするコトに対して、部材やコンポーネントをモノとしてつくっていくことが重要だと考えています。

 当社は『i³-Mechatronics(アイキューブ メカトロニクス)』というソリューションコンセプトを打ち出し、お客様のスマート工場化に向けたソリューションを提供してきました。今後も当社の強みであるモーションコントロールとロボットという両輪を外さず、グローバル志向カンパニーとして、次なる飛躍の足掛かりとなる1年にしたいと考えています。

内閣支持率低下が株価の足を引っ張る、2024年の株価の行方は?