中国経済の先行きや地政学リスクなど不透明な状況は続きますが、わたしはあまり悲観的に感じていません。どんな時代も、今起こっていることを冷静に見極めながら、お客様に求められる製品やサービスを提供し続けることが大事だと思います。
わたしがよく社員に言っているのは、モノからコトではなく、コトからモノであると。メーカーですからモノはつくりますが、モノを起点に考えたらエコシステムはつくれません。お客様が必要とするコトに対して、部材やコンポーネントをモノとしてつくっていくことが重要だと考えています。
当社は『i³-Mechatronics(アイキューブ メカトロニクス)』というソリューションコンセプトを打ち出し、お客様のスマート工場化に向けたソリューションを提供してきました。今後も当社の強みであるモーションコントロールとロボットという両輪を外さず、グローバル志向カンパニーとして、次なる飛躍の足掛かりとなる1年にしたいと考えています。