名糖産業、お芋スイーツEC「おいもや」を子会社化 グループの業容拡大目指す

名糖産業はこのほど、さつまいものスイーツや菓子の製造販売会社おいもや、平松商店の2社を子会社化すると発表した。両社の強みを活かした事業展開を推進し、グループの業容拡大を目指す。

名糖産業は、2023年12月25日開催の取締役会において、おいもや、および平松商店の株式を取得し、子会社化することを決議した。

「Happy Present Company」を企業理念に掲げるおいもやは、干し芋の生産・卸を手がける平松商店のWeb部門から分社化して設立。さつまいもを主力品目とした菓子・スイーツ商品のインターネット通販を中心に展開しており、生産現場と直結している強みを活かし、新製品も数々開発している。

おいもやの2023年9月期の売上高は21億3900万円、平松商店の2023年7月期の売上高は8300万円だった。

名糖産業は、中期経営計画「MEITO CHALLENGE 2023」での成長戦略として、「ブランド強化」「工場の生産性・品質の向上」「組織・人事活性化」「M&A等による事業拡張」を掲げ事業活動を行っている。今回、おいもや、平松商店を連結子会社化することで、両社の強みを活かした事業展開を推進でき、将来に向けた自社グループのさらなる業容拡大、および利益創出に繋がるものと判断し、株式取得の決定に至ったとしている。

株式譲渡実行日は1月22日予定。おいもやの株式140株、平松商店の下部7700株を取得する。