2024年の年頭にあたり、テラスカイ 代表取締役CEO 社長執行役員 佐藤秀哉氏は以下の年頭所感を発表した。
謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
旧年2023年は、人の往来が活発になり、景気の緩やかな回復を実感された方も多いと思います。明るい話題がある一方で、世界情勢は不確実性さを増し、為替変動、資源争奪等、企業はさまざまな課題に直面しています。このような時代背景の中、組織としての和の尊さ、テクノロジー活用の重要性を再認識させられる年でもありました。
さて本年、「崖」と言われる2025年まであと1年となりました。 すでに多くの企業は、DXを意識した経営を実行し、2018年の通称「DXレポート」で示唆されていたように、ユーザー企業の“デジタル企業”へのシフトが進んでいます。この動向を示唆するように「CoEアドバイザリーサービス」、リリース管理ツール「Flosum」、そして「テラスカイ・テクノロジーズの専門人材派遣サービス」など、内製化にかかわるサービスの需要が一段と増しました。
2024年以降も企業のシステム内製化体制が一層推進され、ユーザー企業はITへの知見と技術力を高めることが求められるでしょう。私たちテラスカイは、その内製化の流れを止めることなく、この分野の先駆者として先を見通し、お客さまにとってボトルネックとなる課題を解決するソリューションを今後も提供してまいります。
さて、DXレポートが公開された当初は、顧客接点や顧客情報に関わるSoE‐業務系システム‐のクラウド移行が主流でした。しかし、すでにDXを実行し2030年以降の更なる成長を見据えたシステム戦略を取られる企業さまにおいては、SoR(基幹系システム)を含めすべてクラウド、SaaSに置き換えるという展望を持たれるようになりました。
2023年のTerraSkyDayでは、新時代のERPとしてmitocoERP構想と、その中心となる「mitoco会計」シリーズを発表いたしました。
アジア初となる会計領域のSalesforceアプリケーションは、セールスフォース・ジャパンさまからも高いご評価をいただいております。多くの企業さまのご期待に応えられるよう、生成AIの活用で会計業務に革新をもたらし、会計・営業など、あらゆるデータの集約で経営戦略にお役立ちいただけるシステムに成長させてまいります。
2024年は、テラスカイの会計年度では2025年度となり、我が社が創業来初めて発表した三か年計画最後の年です。干支の「甲辰」は、新たな出発や成長、活力に満ちた年だと言われています。挑戦的な目標を掲げている2024年であり、天井を突き抜けて成長する「昇竜」の年となりますように経営者として身を引き締め、社員一人ひとりがしっかりと成長し、お客さまのご期待に応えてまいる所存です。これからもテラスカイグループにぜひご期待ください。
皆さまのご健勝を心より祈念し、年始の挨拶とさせていただきます。