GNUプロジェクトは現地時間2024年1月8日、GNU Linux-libre バージョン6.7のリリースをメーリングリストで報告した。GNU Linux-libreはカーネルが読み込むデバイスドライバーモジュールなどのBLOBや、難読化したコード、GNUの方針(GNU FSDG)にそぐわないコードを取り除いたLinuxカーネルである。ダウンロードページからは各圧縮形式を用いたtarボールのソースコードと、deb形式のバイナリー、rpm形式のバイナリーを入手できる。
本バージョンはLinux6.7に加わった変更と共に、COPS Localtalkとrtl8192uの無線LANドライバーの削除や、AMD用ビデオドライバーのamdgpu、無線LANドライバーのmt7988用ドライバーのクリーンアップ。デバッグを目的にxhci-pci、rtl8xxxu、rtw8822b用ドライバーのクリーンアップも施した。