印刷業界はコロナ禍からの回復基調にありますが、紙の印刷需要は今後も減っていくでしょう。その中で当社はいち早く印刷技術を核とした新事業領域の開拓を進めています。
例えば、精密塗工などのコア技術を生かして、電気自動車に使う電池の外装材であるバッテリーパウチや医薬品の有効成分である原薬、さらには太陽電池の部材などの製品化に、10年、20年という単位で取り組み、世の中に価値を提供してきました。
1876年創業の当社は2026年に創業150周年を迎えます。24年はその節目に向けた中期経営計画の中間の年に当たります。地政学リスクなど先が見通せない中でも、社会の持続可能性や暮らしの快適さ、豊かさに貢献する価値を今後も提供していきたいと思っています。