アンカー・ジャパン、能登半島地震被災地にポータブル電源など無償提供 被害大きい自治体からも要望

モバイルバッテリーやワイヤレスイヤホンなどを製造する家電メーカーのアンカー・ジャパンは、1月1日に発生した能登半島地震で被災した地域の、自治体や現地の団体に対して、モバイルバッテリーやポータブル電源などを無償提供していることを明らかにした。被害が大きい地域の市からも、商品提供の要請を受け、提供したとしている。

アンカー・ジャパンの猿渡歩社長は1月1日、地震発生直後、X(旧ツイッター)に、「自治体の皆様 今後停電や避難先でモバイルバッテリーやポータブル電源等が必要であればAnkerから提供しますのでDMでご連絡ください。道路状況など場所により速やかな配送が難しいかもしれませんが、できる限り対応致します」と投稿していた。

それ以降、1月4日までに、複数の自治体から問い合わせがあったとしている。具体的な問い合わせの件数については明らかにしていない。

アンカー・ジャパンが無償提供しているのは、モバイルバッテリーやポータブル電源、ソーラーチャージャー、関連するケーブルだという。

道路状況などから通常の配送ができない地域への配送については、別拠点への手配が可能かなどを確認しつつ、なるべく早く提供できる動いているという。

アンカー・ジャパンでは今後も、製品の提供を継続していく方針だとしている。