EC構築オープンソース「EC-CUBE」を提供するイーシーキューブはこのほど、子会社であるEC-CUBE Innovationsを吸収合併した。EC構築からシステム運用まで、シームレスな垂直統合サービスの提供に向けた体制強化を図り、事業の加速を目指す。
イルグルムの連結子会社イーシーキューブは、イルグルムのコマース支援事業の一事業としてECオープンプラットフォームの企画・開発を推進。EC構築オープンソース「EC-CUBE」を提供している。このほど、個別企業毎のECサイト構築・運用支援事業を手がける子会社のEC-CUBE Innovationsを吸収合併した。
本統合は、コマース支援事業の戦略である垂直統合モデルの実現に向け、経営資源をより効果的に活用し、事業を加速するための組織再編となる。今後は両社の強みを活かし、大規模EC店舗向けに提供する垂直統合モデルサービス「EC-CUBE Enterprise」の開発・提供に注力するとともに、ECオープンプラットフォームとして培ってきた「EC-CUBEパートナー」との水平分業モデルのさらなる発展にも力を注ぎ、EC業界全体の発展に寄与するとしている。
「EC-CUBE Enterprise」は、日本No.1のEC構築オープンソース「EC-CUBE」の開発元であるイーシーキューブが、本統合による強みを活かし、大規模EC向けに構築からシステム運用まで一気通貫でサポートする垂直統合モデルサービス。大規模ECの基盤パッケージとして、OSSの「EC-CUBE」標準機能に加え、大規模ECとして必要な機能、パフォーマンス、セキュリティ、コンプラアンス要件を満たす運用システムを取り揃える予定とし、2024年の提供に向け開発を進めている。