2024年の年頭にあたり、Imperva Japan カントリーマネージャー 代表執行役社長 柿澤光郎氏は年頭所感として、以下を発表した。
技術進化やグローバルなセキュリティ脅威を背景に、 「データ保護」の重要性が一層高まる一年に
2024年の年頭にあたり、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
2023年は、生成AI技術が飛躍的に普及し、セキュリティ担当者とサイバー攻撃者の双方にとって、新しい局面に突入した一年でした。AIの進歩が業務効率化に大きく貢献する一方で、サイバー攻撃も日々刻々と巧妙になり、強化されたセキュリティ対策の必要性が高まっています。
また、国際的なサイバー攻撃が増加している中、日本国内でもアカウント乗っ取り被害や、スパイ活動への脅威が増しています。機密情報や老朽化したIoTシステムは、攻撃者にとって絶好の標的です。日本政府も、国家防衛を目的としたサイバーセキュリティ対策の強化、NATOサイバー防衛協力センター(CCDCOE)への参画、日米豪印クアッドを通じたインフラセキュリティの強化など、データ保護と国際連携のための取り組みを進めています。
2024年は、デジタルデータの活用や新サービスの導入が増えることが見込まれます。また、改正個人情報保護法やAPEC越境プライバシールール(CBPR)など、国内外のプライバシー法規の改正により、企業や組織はデータ保護方針の見直しや、分散したデータの管理とアクセスに対する関心が高まると予想されます。
APIを介したデータアクセスの取り組みが加速し、多くの日本企業がクラウドベースのデータシステムに移行する中で、データ管理と保護の重要性も増していくと予想しています。
Impervaは、あらゆる環境で重要なアプリケーション、API、データを保護するサイバーセキュリティのリーダーとして、データ保護の重要性を強調し、その方法について啓蒙活動を継続していきます。昨年発表した新パートナープログラム「Imperva Accelerate」を通じて、パートナー戦略を強化し、すべてのお客様の重要な情報資産の保護を支援していきます。
本年も、Impervaをどうぞよろしくお願い申し上げます。