23年は5類に移行したコロナ禍の影響が残った上に、円安などの影響で医療資材や医薬品などの物価高に見舞われました。補助金も打ち切られ、病院経営には厳しい1年になりました。
24年には勤務医の時間外労働の年間上限規制といった働き方改革が始まり、今までできていたことができない状況が生まれ始めるでしょう。専門業務型裁量労働制といった柔軟な発想が求められてくると思います。
当病院は地域医療、特定疾患患者の治療、医療人材育成などの〝最後の砦〟です。コロナ禍でも千葉県外の患者を受け入れ、米国や中国など医療人材の国際交流を通じて互いの信頼関係を構築してきました。24年はこの原点に立ち返る年にしたいです。