2024年の年頭にあたり、インターネットイニシアティブ(IIJ) 代表執行役員社長の勝栄二郎氏は年頭所感として、以下を発表した。
ネットワークインフラをこれまで以上に発展させる
新年明けましておめでとうございます。
2024年は新しい中期計画のスタートの年であり、さらなる飛躍を遂げるための大事な一年であります。
創業以来インターネットの分野においてイニシアティブを取り続けてきたIIJ。すべてのものがインターネットにつながり、すべてのものがインターネットの上に構築されるようになってきた時代において、IIJは基本となるネットワーク技術と自社開発による先進的なサービスやソリューションによって、皆様のIT利活用やデジタルトランスフォーメーションの取り組みを支援してまいります。
データの重要性がより高まってきたことで、データをもとに意思決定を行う「データ駆動型社会」と呼べる時代になってきたと考えられます。様々な場所に分散したデータを集め、可視化し、ビジネスに生かすことが求められるようになってきました。そして、AIの急速な進化によってビジネスでのAI利用が活発になったことで、データの重要性がさらに高まってきていると言えます。
そのため、データ駆動型社会の実現において求められる、安定した高品質なネットワーク、データを収集し連携するプラットフォーム、堅牢かつ信頼性のあるデータセンター、柔軟性の高いクラウドサービスや最新の脅威に対抗するセキュリティなど、IIJの持つ確かな技術がデータの活用、延いては企業の成長に必要不可欠であると確信しています。
IIJの使命は、データを最大限に活用する社会へと変わっていく世の中で飛躍的に増え続けるインターネットトラフィックを、より高速かつ安全に通信し続けるために、ネットワークインフラをこれまで以上に発展させることであると考えます。
IIJの考えるインターネットの世界は、今後も社会のデジタルトランスフォーメーションとともにさらに発展していきます。これからも創業時のチャレンジ精神を大切にし、社会の発展にインターネットの力で貢献できるよう努めてまいります。