神戸精化、グルテンフリー専門ブランド「Fifty-Fifty」のECサイト開設

神戸精化は12月26日、グルテンフリー専門ブランド「Fifty-Fifty」事業を開始し、ECサイトをオープンした。国内外のグルテンフリー商材の取り扱うとともに、情報発信を通して食の選択肢を広げ、制限の解放を目指す。

神戸精化が提供を開始した「Fifty-Fifty」は、国内外のグルテンフリー商材の取り扱うグルテンフリー専門ブランド。麦類・グルテンが含まれているものを食べられない人は、外食やパーティ、旅行などのイベントでいつも不安を抱え、どこか遠慮がちに確認しながら食べ物を探しているが、確認ができない、食べられるものがない、他者と同じものが食べられないといったことが頻繁にあるとし、「Fifty-Fifty」はビジネスの力でこうした人の選択肢を広げ、制限を開放する。

選択肢が広がっていく世界でより自由に活動的に生きていくのは、利用者自身の自身の知識と行動、周囲のサポートがあってこそだとし、ブランド名の「Fifty-Fifty」には、商品と情報を提供する「Fifty-Fifty」と利用者が、五分五分(Fifty-Fifty)で互い頑張り、一緒に輝かしい人生を作りたいとの思いが込められている。

ブランドスタートともにオープンしたECサイトでは、国内商品の取扱いと欧米諸国のグルテンフリー認証を持った商品を日本全国へ届けるべく準備を推進。オープン当初は、オーストラリアのRebellion Brewingのグルテンフリークラフト「オブライエン」を掲載している。

「オブライエン」は、モルトに麦芽を使用せず、代わりに古代穀物のソルガムとミレットを使用することでグルテンフリーを確立したグルテンフリークラフトで、オーストラリア全土の2300件を超える店で販売されている。「Fifty-Fifty」のスタートに先がけ、神戸精化が実施した「makuake」クラウドファンディング(2023年12月17日に終了)では、目標に対して180%の売上を達成した。

「Fifty-Fifty」事業開発責任者の有賀友亮氏は、グルテンフリー専門ブランドの立ち上げについて、「私は蕎麦を食べれない体質のため、幼少期から口にしないように生活していますが、誤って口にしてしまい大変な目にあったこともあります。幼少期から数えると私はもう45年以上このような生活をしています。また、私の子供は麦類・グルテンを含む食品をまったく食べることができない体質です。ただ日本では、麦類・グルテンフリー対応の食品は少なく、私たちの選択肢はいつも限られています。友達と同じものが食べれない事はよくあります。そんな日々を過ごす中で、自分の経験を活かして麦類・グルテンフリー商品の選択肢を増やしたいという想いから、グルテンフリー専門ブランド『Fifty-Fifty』を立ち上げました」とコメントした。

▲Fifty-Fifty事業開発責任者 有賀友亮氏

今後は「オブライエン」だけでなく、国内外の麦類・グルテンフリー商品を幅広く取扱っていくとしている。