ものづくり専門の技能センターを立川に新設
日研トータルソーシングは12月26日、全国に配置されている自社研修施設である「技能センター」の新たな施設として、東京都立川市に「立川技能センター」を開設し、運営を開始したことを発表した。
また、立川に構える製造領域を管轄する「立川事業所」ならびに医療・介護領域を管轄する「立川オフィス」も立川技能センターと同じビル内に移転し、所在地を統合したことも併せて発表した。立川技能センターの立地は、立川駅南口より徒歩約8分ほどのところで、同社では立川事業所と立川オフィスも同一ビル内に移転したことで、製造や医療、介護、福祉における人材ソリューションの営業体制が強化されたとしている。
同社の技能センターは、自動車製造をメインとしたものづくり全般の専門人材を育成することを目的に設立されており、そうしたものづくりに特化した技術を、専任講師から個々人の就業先の業務内容に応じたカスタマイズ研修で、基礎から学ぶことができることが特徴。立川技能センターでは、2024年1月より、自動車(トラック)のボディ製造をメインとした研修を実施していき、講師の体制も徐々に拡大していく予定だとしている。
近隣の技能センターとの連携により充実した研修体制の構築を目指す
立川技能センターを新設した背景として同社は、自動車製造向けの研修生が増員傾向にあることを指摘しており、同社ではそうした人材に対する育成に注力していきたいとしているほか、好立地であるという点を活かして、研修生を対応、管理する管理者にとっても足を運び安くなり、それにともなう研修生と接する機会も増えることにより一層の対応の厚さを増すことができるようになるとしている。
また、同社は今後の増員時に向けて、近隣の技能センターとも連携しながら研修生の受け入れ体制を整えていきたいとしている。