後払い決済サービスを提供するキャッチボールは12月26日、後払いサービス「後払い.com」において、テレビショッピングなど通信販売を展開するトーカ堂への導入事例を公開した。代金引換の利便性の悪さなどの課題解決につながった。
キャッチボールの提供する「後払い.com」は、通販などの買い物の際、商品が届いた後で支払いができる「後払い決済サービス」。消費者は、コンビニ、郵便局、銀行振込などの方法で支払いができる。請求業務はキャッチボールがすべて代行し、100%代金保証するため、利用事業者は未回収リスクを解消できる。「商品がきちんと届くのか不安だ」「代引きだと宅配 BOX を使えない」といった商品購入への”あしかせ”解消を支援する。
このほど、テレビショッピング、テレビ CM、インターネット等による通信販売を展開するトーカ堂において「後払い.com」が導入された発表し、「後払い.com」の公式サイトにおいて導入事例を公開した。
トーカ堂は、通信販売において空気清浄機などの高額商品も多く扱うなかでいくつもの課題を抱えていた。商品の受け取りにおいては、多くの顧客が代金引換を利用しているが、時代の流れとともに宅配BOX などさまざまな受取り方法が広がっていくなかで、自宅待機かつ現金の準備が必須な代金引換は利便性が悪く、別の決済方法に対する要求が増えていた。
高額商品においては先入金での販売も行っているが、入金を確認してから商品を発送するため、商品発送までのタイムラグが課題となっており、出荷日が定まらず購入を諦めてしまう顧客も一定数いたという。
テレビショッピングでは電話での注文が多いが、クレジットカード決済の場合、オペレーターがカード情報を電話口で確認するため、正確さが求められ受付にはかなりの時間を要するという受付の課題もあった。電話口でカード情報を伝えることに抵抗がある人もいるため、双方の負担の一因となっており、代替の決済方法の必要性を感じていたとし、こうした課題を解決するため「後払い.com」の導入に至ったとしている。
トーカ堂は、「後払い.com」導入による一番大きな効果は、オペレーションの簡略化だとし、入金を待たずに商品出荷日を確定できる後払いにより、受付がスムーズになったことを挙げた。さらに「後払い.com」は支払いのフローが簡単なため、顧客への案内時間を短縮することができたとしている。決済方法の選択肢に「後払い.com」があることで、顧客のニーズにマッチした支払い方法を選んでもらえるようになり、インターネット注文における代引利用率はずいぶん減少した。