内視鏡の画像診断支援AIを開発するAIメディカルサービスは12月26日、AIを搭載した内視鏡画像診断支援システム「内視鏡画像診断支援ソフトウェア gastroAI-model G」について、同日付で厚生労働大臣より製造販売承認を取得したことを発表した。同製品の発売開始時期は2024年3月頃としている。
同システムでは内視鏡検査中に肉眼的特徴から生検(病変などが見つかった場合に、組織の一部を採取し顕微鏡でその組織の状態を観察すること)など追加検査を検討すべき病変候補を検出し、医師の診断補助を行う。
なお、同ソフトウェアは、100以上の共同研究機関のサポートのもと、世界トップクラスの医療機関から提供された教師データをもとに、ディープラーニング技術を活用して開発されている。
内視鏡画像診断支援ソフトウェア gastroAI-model Gについて
内視鏡画像診断支援ソフトウェア gastroAI-model Gは、内視鏡システムの内視鏡ビデオ画像プロセッサから汎用コンピュータに入力された病変候補画像をもとに、肉眼的特徴から生検などの追加検査を検討すべき病変候補である可能性を推定する。
また、同プログラムが生検などの追加検査を検討すべき病変候補の可能性があると推定した場合、内視鏡表示エリア内に矩形表示により医師に注意喚起および診断補助を行うという。