Avast Softwareはこのほど、「Bringing passwords to the pie table for unconventional holiday discussions」において、家族や友人にセキュリティの重要性を伝える話術として、会話のきっかけを紹介した。これを真まねすることで、家族や友人とサイバーセキュリティおよびオンラインの安全性について話し合うことができるとしている。

  • Bringing passwords to the pie table for unconventional holiday discussions

    Bringing passwords to the pie table for unconventional holiday discussions

子供たちのITの活用状況

会話のきっかけとして、「インターネット使っているか」「デジタル機器を何台使っているか」「フリーWi-Fiをよく使うか」「最後にソフトウェアを更新したのはいつ」「『ダイ・ハード』はクリスマス映画だと思う?」という質問が挙げられている。

子供たちはもうインターネットを使っている?

近年の子供たちはスマートフォン、タブレット、ノートパソコン、ゲーム機を幼い頃から利用しており、これら機器はインターネットへ接続できる。このため、あらゆる場面で子供たちの安全を確保することが重要とされている。この会話により、ペアレンタルコントロールとオンラインアクティビティの監視の重要性について議論できるという。

デジタル機器は何台ぐらい使っている?

個人でスマートフォンやタブレットなど、複数のデジタル通信機器を保有することは珍しくなくなってきている。このため、個人ですべてのデジタル機器を管理することは困難になりつつあり、この会話からセキュリティ対策を忘れてしまう機器の存在について話し合うことができるとみられる。

一例として、カメラや通信機能を搭載したロボット掃除機が挙げられている。スマートフォンから操作可能なロボット掃除機には通信機能が搭載されており、セキュリティリスクが存在する。このような機器に対してもセキュリティ対策が必要で、認証に強力なパスワードを設定し、新しいソフトウェアがリリースされた場合は更新する必要がある。

公衆無線LAN(フリーWi-Fi)ってよく使う?

答えが「いいえ」の場合は次の話題に移る。答えが「はい」の場合は「仮想プライベートネットワーク(VPN: Virtual Private Network)使ってる?」とさらにフォローアップする。この答えが「いいえ」の場合は中間者攻撃(MITM: Man-in-the-middle attack)のリスクについて会話を進めることができる。

最後にソフトウェアを更新したのはいつ?

セキュリティに興味のないユーザーは更新の通知を無視する傾向にある。このようなユーザーに対し、「後で通知」を選択することの危険性について伝えることができる。近年のサイバー犯罪では利用者に気づかれることなく継続的に侵害を続けるため、個人情報を厳重に保管し、攻撃を回避するためにセキュリティアップデートを速やかに行うことが重要とされている。

『ダイ・ハード』はクリスマス映画だと思う?

この会話をきっかけに、オンラインストリーミングで映画を見る話の流れから、オンラインに蔓延する違法アップロードされたコンテンツの危険性についてそれとなく注意を促すことができるという。

Avast Softwareはホリデーシーズンにおいて家族や友人で過ごす時間が増えるセキュリティ関係者や保護者に対し、上記のような会話のきっかけを活用して、セキュリティに無関心な家族や友人にインターネットを安全に利用するための知識やツールについて伝え、会話を楽しむことを推奨している。